ほぼ日刊イトイ新聞で『宮崎駿監督、ヴェネチアにておおいに語る』というインタビュー映像がアップされていた。宮崎氏はあまりマスコミとかに積極的に顔を出さない人なので、ある意味、貴重な映像かも。
で、感想――
なんか柔らかくなったなぁ…という印象があった。以前、私が宮崎さんにお会いして、しこたま説教され、あげく『僕はコンピュータが嫌いなんです!』と断言された頃に比べたらかなりコンピュータにも理解を示され、周りに対しても、自分に対しても丸くなったという印象だった。ただ、これ、丁度ヴェネチア映画祭で功労賞をもらった後なので、すこぶる機嫌が良かったせいかもしれないが… 私は丸くなった宮崎さんより『永遠の頑固職人な宮崎さん』の方が好きだ。昨今、若者に嫌われたくなくて若者に迎合するオヤジが増えてきたが(特に40代!あ、私もか…)、やはり世の中には『頑固オヤジ』というスパイスが必要だと思う。もしかしたら、あの賞には『宮崎さん。いつまでも頑固で世の若い人々に職人魂をみせつけるようにお願いしまっせ』という意味も含まれていたのかもしれない……って、そんなわけないか(笑)
インタビューの内容は非常におもしろい。11月末で配信が終了するので、まだ見ていない宮崎ファンの方々は早めにご覧あれ!
――久々に似顔絵なんぞを描いてみた文鳥
【追記】宮崎さんがもらったのは”栄誉金獅子賞”でした。あと、インタビューはマスコミとの懇親会の時に日本のマスコミ向けに撮ったそうです。最初はイヤイヤ受けていたそうです。