スクールの生徒のK君がなつかしい漫画本を持っていたのでお貸りした。本のタイトルは”ドラゴンクエストへの道”(初版:1988 エニックス出版刊)
- 作者: 石ノ森 章太郎 出版社/メーカー: スクウェア・エニックス 発売日: 1991/09 メディア: 新書
この本は私がアイリスビル時代【注】のエニックスいた時に創設されたエニックス出版部が出版したもので、大ヒットRPG”ドラゴンクエスト”がどういう経緯で作られたかが漫画でわかりやすく解説されている。 内容に関しては漫画という表現方法をとっているせいか、おもしろおかしく誇張されてはいるが描かれている出来事に関してはすべて事実だ。
で、感想――
読んでいて、とてもなつかしくなった。
アイリスビル時代のエニックスは規模としては決して大きな会社ではなかったが、ゲーム(作品)や会社の未来に対する夢や情熱は並々ならぬものがあった。私もこの本にも登場してくるドラクエのプロデューサーの千田さん(現スクウェア・エニックス取締り)、出版部の保阪さん(現MAgガーデン代表取締役)、そして若手でバリバリのやりての田口くん(現スクウェア・エニックス出版営業部長。鋼錬のプロデューサー)等とよく酒を飲んでは信念の炎を燃え上がらせてもらった。
『信念』―― そのことの大切さを勉強させてもらった会社だった。信念さえあれば仕事に対する情熱、モチベーションはいくらでも上げられる。そして、それは必ず自分の仕事に反映される。
そんな当時のエニックスの情熱とメッセージが、17年の時を経てまるでタイムカプセルのようにこの本に記録されていたような気がした。
写真は『ドラゴンクエストへの道』より引用
――ドラクエ制作スタッフをビートルズの4人に例えるなら、千田さんはブライアン・エプスタインだと思っていた文鳥。(この人なくしてビートルズはありえなかったという意味で)
【注釈】エニックスを知る人は、会社が入居していたビル名によって時代を分けています。1、日の出ビル時代 2、アイリスビル時代 3、木村屋ビル時代、4、初台自社ビル時代
【追記】現スクウェア・エニックスはエニックスではないのでスクエニ・クイントビル時代は除外してます。(でも、厳密に言えば初台自社ビル時代も後半はスクエニだったけど…)
【追記】*このコマに描かれている『チラノとソフトウェア企画部の看板』は、エニックス木村屋ビル時代に私が作ったものです。(なつかしい…)