なんか、久々のBLOG更新だなぁ……。

で、最近観た映画の感想を手短に!

okuribito.jpgまず、壬生義士伝で泣かせてくれた滝田洋二郎が監督、エキセントリックなモックンとクセのある山崎努主演の「おくりびと」

監督:滝田洋二郎/脚本:小山薫堂/撮影:浜田毅/音楽:久石譲/プロデューサー:中沢敏明、渡井敏久/製作国:2008年日本映画/上映時間:2時間10分/配給:松竹

 

しかし、ずるい作品だよなぁ…。いやいや、悪い意味じゃなく。泣けましたよ。でも、物語に感動して泣いたというよりも「ある意味の共感」で泣けたという感じかな。人の死に立ち会った体験のある人には共感できる「あの気持ち」。その連続でしたからね。 「納棺師」というニッチなテーマを企画したモッくんのセンスは「あたり!」でした。「良い作品」でした。

ironman.jpg次は「アイアンマン」

原題:Iron Man/監督:ジョン・ファブロー/脚本:マーク・ファーガス、ホーク・オストビー、アート・マーカム、マット・ホロウェイ/製作総指揮:ルイス・デスポジート、ピーター・ピリングスリー、アビ・アラド、スタン・リー、デビッド・メイゼル、ジョン・ファブロー/製作:アビ・アラド、ケビン・フェイグ/撮影:マシュー・リバティーク/音楽:ラミン・ジャワディ/美術:J・マイケル・リーバ/視覚効果:ジョン・ネルソン/製作国:2008年アメリカ映画/上映時間:2時間5分/配給: ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

 

ポップコーンムービーとして、おもしろかったです。もともとマーベルコミックが原作だということなので、設定の荒唐無稽さは仕方ありませんが、ただ、マンガのリアリズムを、まんま実写のリアリズムに置き換えたところがちょっと気になりました。どういうところかというと、アイアンマンの製作や実験の工程が、妙にリアルすぎて、「おいおい、んなワケねえだろう!」とつっこみたくなる状況を作品自らが作ってしまったというか。ああいうマンガっぽい設定は「適当に逃げて」おいた方が素直に感情移入できる感じがしましたな。あたしゃ。しかし、最近のCGはたいしたもんですなぁ……金をかければ。

wanted.jpg次は「WANTED」

題:Wanted/監督:ティムール・ベクマンベトフ/脚本:マイケル・ブラント、デレク・ハース、クリス・モーガン/製作総指揮:マーク・シルベストリ、アダム・シーゲル、ロジャー・バーンバウム、ゲイリー・バーバー/製作:マーク・ブラット、ジム・レムリー、ジェイソン・ネター、イアイン・スミス/原作:マーク・ミラー、J・G・ジョーンズ/撮影:ミッチェル・アムンドセン/音楽:ダニー・エルフマン/美術:ジョン・メイヤー/製作国:2008年アメリカ映画/上映時間:1時間50分/配給:東宝東和

 

「トゥームレイダー」の時のアンジェリーナ・ジョリーのような拳銃さばきがイカしてました。モーガン・フリーマンも渋くてイカしてました。内容ですがマンガです。あと最近、ハリウッドで流行ってんのかどうか知りませんが、アホプロデューサーが口出したようなご都合シナリオがいまいち。なんで、こんなんになっちゃうのかなぁ……。クライムムービーにしたいのなら最後までシリアスにつき通せばいいのに。やっぱ、マンガが原作だと難しいのかなぁ? アンジェリーナ・ジョリーの美しさでもった映画ですな。

takeshi.jpg次は、「足立区のたけし、世界の北野」監督の久々の作品「アキレスと亀」。

監督・脚本:北野武/製作:森昌行、吉田多喜男/撮影:柳島克己/音楽:梶浦由記/美術:磯田典宏/編集・挿入画:北野武/製作国:2008年日本映画/上映時間:1時間59分/配給:東京テアトル、オフィス北野

 

う~ん……「北野武」っぽいと言えば「北野武」っぽいけど、なんかその「北野武」っぽさを監督自らが保守的なスタイルにしてしまったような感じがして、斬新さがなかったなぁ。でも、世間(特にフランス)の「北野武」ファンには納得のスタイルなのかもね。だからテンポはあいかわらず冗長でした。あたしゃ、映画に関してはストライクゾーンが広いので、この手の冗長な流れの作品もOKなんだけど、それにしてももっと「新しい何か」が欲しかったなぁ。テレビの生放送では平気で過激なことをする「たけし」なのに、ここんとこの「北野武」は、ちょっと大人しいんじゃないかな? ただ、「売れない絵描き」というテーマは、個人的にはツボにはまり、感じるところがありました。

 

……以上、上記の作品の中では、「おくりびと」がお薦めです! なんか観終わった後、優しい気持ちになれますぞ。

投稿者 mori-game

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