近所の映画館で先行ロードショーをやっていたので、前知識もなく前評判も知らず、ふらりと観に行ってみました。
原題：The Golden Compass/監督・脚本：クリス・ワイツ/製作総指揮：ボブ・シェイ、マイケル・リン、トビー・エメリッヒ、アイリーン・マイゼル、アンドリュー・ミアノ、ポール・ワイツ/製作：デボラ・フォート、ビル・カラッロ/原作：フィリップ・プルマン/出演：ダコタ・ブルー・リチャーズ、ニコール・キッドマン、ダニエル・クレイグ、サム・エリオット、エバ・グリーン/撮影：ヘンリー・ブラハム/音楽：アレクサンドル・デスプラ/美術：デニス・ガスナー/2007年アメリカ・イギリス合作映画／1時間52分/配給：ギャガ・コミュニケーションズ、松竹
――で、感想。
予告編で観た限りでは、シロクマさんと仲良しの少女が活躍する、よくあるタイプのファンタジーだろう――と、さほど期待はしていなかったのですが、この作品、『けっこうおもしろい！』です。まだ、本ロードショーではないので、あまり詳しいことは書きませんが、とにかくテンポがよく（良すぎて、油断すると設定が分かりずらいかもしれないけど…） ハリポタのような”いかにも”という児童向けファンタジー臭さが少ないので、普通に冒険活劇映画として楽しむことができました。あと、例のシロクマがなかなかいい味を出していて、ヘタなクリーチャーより存在感がありましたし、主人公のライラですか？ あの少女は宣伝の可憐なイメージとは正反対の活劇にふさわしい根性の入ったキャラでした。たしかに世界を救ってくれそうです（笑）。でも、なにがいいって、あの『ダイモン』という設定。あれはウマイねぇ……。原作を読んでなかったから新鮮でした。
来週、本公開とのことで『観るの、どうしよっかなぁ～？』――なんて、まよってらっしゃる方には是非お奨めです。子供向けというより大人一般向けのファンタジーですね。
【追記】なんか、アメリカではいまいちの興行成績だったらしく、続編も危ぶまれているそうな……。けっこう、楽しめたのにね。ファンタジーファンはうるさいのかな？