あのなつかしいジョン・ウィリアムスのテーマソングと伴に、20年ぶりに戻ってきた『スーパーマン・リターンズ』を観た。
原題:Superman Returns /監督:ブライアン・シンガー/脚本:マイケル・ドアティー、ダン・ハリス/撮影:ニュートン・トーマス・シーゲル/音楽:ジョン・オットマン/出演:ブランドン・ラウス、ケイト・ボスワース、ジェームズ・マースデン、フランク・ランジェラ、エバ・マリー・セイント、ケビン・スペイシー/2006年アメリカ映画/2時間34分/配給:ワーナー・ブラザース映画
*写真・詳細は『eiga.com』より
で、感想――
普通におもしろかった! シナリオもオーソドックスな”ハリウッド~♪”な感じで手堅くできていた。まさに健康的なポップコーンムービー。(後半、ちょっと冗長な感もあったけど、ぜんぜん許せる範囲)
特に印象深かったのは、スーパーマンが空を飛ぶシーン。CGの進化のせいか、昔観たスーパーマンのそれとは段違いにリアルだった。宮崎アニメが実写?になったらこんな感じにあるのかなと思わせるぐらい、気持ち良さそうな浮遊感を視覚化することに成功していた。
宿敵レックス・ルーサー役のケビン・スペイシーも昔のジーン・ハックマンに劣らずなかなかの好演。やはり、この手の映画は敵役がうまくないとね。
ただ、映像がパワーアップしたからといって、ラストシーンのスーパーマンのパワーもあんなにアップさせてしまっては、ちょっとサメてしまう気も……って、ヤボなつっこみはやめやめ。だって、彼は『スーパーマン』だからね。
しかし、あのオチはちょっと驚いたな。続編は『*連れスーパーマン』となって世界を悪から救うのかな?――なんて、冗談だけど、でも、ちょっと観てみたいような観てみたくないような……(ゴメス・チェンバリン風)
カップルにはお奨めの映画です。