今週4位にデビューしたのが中谷美紀主演の「嫌われ松子の一生」。中島哲也監督と中谷との確執も、前向きのエネルギーに変え、公開・2日間で動員11万3500人、興収1億6140万円という大ヒット。この成績は、「下妻物語」対比で205%とのことで、興収10 億円以上は確実だ。


――『eiga.com』の記事より



 


ちなみに1位は、原作とハリウッドパワーで『ダ・ヴィンチ・コード』。2位は難しいことは考えたくないカジュアルなカップル向けの『毒猿』……じゃなくて『海猿』(毒猿は大沢在昌氏の直木賞受賞作品です)。で、3位がシリアスで健全な市民向けの『明日の記憶』。


よかった、よかった。これで中島監督には次のチャンスが与えられそうだ。でも、本人は『もう映画は撮りたくない。CMに戻る』と撮影中からぼやいておられる様子。(『嫌われ松子の一年:中谷美紀・著』による)


たしかにCM並の密度の映像クオリティーで2時間もつくれば、監督はボロボロですわな。でも、『辞める』なんて言わずに次回作も楽しませて欲しいもんです。だって、ああいう監督がいなくなったら、また邦画が退屈になるし。もっともっと『想像力』を観せてほしいよ。


 


【追記】映画監督の今村昌平氏が亡くなられた。享年79歳。社会派で人間を真正面から描かれていた。氏のご冥福を心よりお祈り申し上げます。

投稿者 mori-game

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