最近、日常生活をやっていて『妙なものたりなさ』を感じるようになりました。なんだろう? この欠乏感…… 


――で、原因がわかりました。『音楽』です。『音楽』が足りなかったのです。


どうやら壊れたCDカセットをそのまま放っていたら、結果的に音楽(CD)を聞く回数がすっかり減っていたようです。(パソコンでも聞けますが、その為にいちいち立ち上げるのも面倒ですし)


『いかん、いかん! 音楽は心の栄養、栄養不足は体と同じように心を壊す』……と、までは言いませんが、人間とはうまくできたもので、体や心に足りないものがあると無意識にそれを欲しがるようです。



――で、買いました。CDカセットではなく『Ipod nano』を。アップル社の救世主的商品の超ミニオーディオ。近くのコジマ電気で19000円なり。他のショップでは20000円を超えているのが普通なので、コジマ電気の企業努力はえらいです! これならSomeTime、Some Where、音楽と接することができます。2GBで500曲ぐらいしか入りませんが、私は音楽のコレクターではないのでこれで十分です。


Apple iPod nano 2GB ブラック [MA099J/A]

Apple iPod nano 2GB ブラック [MA099J/A]




  • 出版社/メーカー: アップルコンピュータ
  • 発売日: 2005/09/08

 



*ブラックが渋くていいな! と思って買ったのですが、ベタベタついた手の油が目立つのがちょっとザンネンです。


おもちゃを買ってもらった子どものようにワクワクしながら帰宅しパッケージを開封。「おおっ! ナイスなパッケージデザイン! こういう一見、無駄と思えるところにも手を抜かない”粋なこだわり”がなかなかアップルらしいぞ!」と感心しながら早速、お気に入りのビートルズのCDをダウンロード。


あと『iTnes』というシステムの『Music Store』から曲を購入・ダウンロードできるということなので早速専用サイトにとんでみました。でも、求めている曲がない。実は私、以前から中島美嘉の『桜色舞う頃』と『雪の華』が好きで機会があれば購入しようと思っていたのです。仕方が無いので『Mora』というサイトへとんでみると、ありました! で、購入。一曲210円なり。で、そのダウンロードした曲をIpodへダウンロードしようと思ったら……できない。どうやら曲データが『MAGIQLIP』というプレイヤーソフト、もしくは、Mora提携した専用再生プレイヤーでしか聞けないフォーマットになっているようです。『え~!? そりゃないだろう!』とガックリしましたが、気をとりなおしてお気に入りの『下妻物語』のサントラCDをダウンロードしようとしましたら……できない。どうやら『レーベルゲート』というシステムで保護されているようです。これもMoraと同じく『MAGIQLIP』という専用ソフトで聞けとのこと。『MAGIQLIPとかレーベルゲートとか、こんなケチくさいことを考えたのはどこなんだよ!』と調べたら、『SME』、はい。あの有名なメーカー、つまりソニーさんが絡んでました。『また、ソニーかよ! それでなくてもソネブロが重くてイライラしていたのに…』 温厚な?私も思わず『チッ!』と舌打ちをしてしまいました。


これらのシステム、違法コピーに対する防衛策ということで聞こえは良いのですが、はっきり言ってこれ『独占』ですよね? 個人が自分の金を出して購入した商品の使い方に対してまで制限をかけるのはいかがなものか? ダウンロードの場合はあらかじめ購入する前からそういう趣旨を宣言しているようなのでちょっとは納得もできますが、買ったCDまで制限をかけるのはやりすぎだと思いますよ。たしかに金儲けを目的とした悪質なコピーは問題ありですが、個人的に楽しむ為のコピーぐらいいいじゃないですか、てゆーか、ウォークマンの時代からそれは業者とユーザー間の暗黙の『持ちつ持たれつ関係』じゃなかたのかなぁ? コピーした曲を友人に貸す、もしくはあげるという行為は業者にとっては客が1人減るという忌々しき問題かもしれませんが、これ、考え方を変えると、『ユーザーが勝手に曲の広報活動をやっている』ということになると思うんですよね。だって、大抵の場合は『これ、いい曲だから聞いてみる?』と友人に薦めたり、 逆に『その曲、どんな曲?』と友人に問われたから貸してあげたとか。あとは本当に貧乏でCDが変えない友人にプレゼントしたとか……そんなもんでしょ? ユーザーが本当に好きなミュージシャン、曲だったら普通本人が買いますって。


――と、調子にのって書きましたが、このての著作権とコピーに関する話題はいろいろと問題があり、うかつに言及すると波風も立ちそうなので、このあたりでやめとくことにしておきます。


あ、捕捉までに、既出の『レーベルゲートCD』ですが、もうやめちゃったみたいですね。SMEいわく……


『2年前の導入前に比べ、著作権保護に対して多くの音楽ユーザーの意識が高まり、一時の混乱期を脱したと判断されるとともに、法的環境の整備も進んできた。さらに、音楽ユーザーが求める音楽パッケージのあるべき姿について慎重な議論を重ね、その結論としてレーベルゲートCD仕様の終了を決定した』


――と、いうことらしいです。翻訳すると『ぶっちゃけ、ユーザーからメチャクチャ不評で、会社イメージも落ちるからやめちゃいました』という意味なのでしょう。


Ipodの話にもどります。Ipodがある生活、すこぶる快調です。電車移動、すこぶる快適です。音楽がいつも身近にある生活は良いですね!

投稿者 mori-game

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