紙切れが箱の中にて式神に
行ってきました。衆院総選挙の投票に。しかし、おもしろいものです。立候補者の名前を書いたただの紙切れを投票箱に入れた瞬間、それはただの紙切れではなくなり、一国の将来に影響するまでの巨大なパワーの一部に変身するのですから。さながら、一票は陰陽師が紙に言霊を書き、呪力によって命を与えられた式神のようであります。
さてさて、今回の国民という名の陰陽師達がとばした数え切れない式神達は、この国にいったいどのような影響をあたえるのでありましょうか? 安部清明が勝つか!? はたまた加藤保憲が勝つか!? 日本の命運や如何に!? この結末は今日の深夜に!
――荒俣宏な文鳥
【注意】安部清明や加藤保憲は特定の政党を揶揄したわけではありません。念のため…