やはりというか、今回のSo-net Blogの広告の件について、多くのユーザーから疑問や不満の声が出ているようだ。私のBlogにTBをくださった参明学士さんや、瑠璃子さんという方が、そのような私達の気持ちを代弁すべくSo-netへ公開要望書を出してくださった。そして、その回答がSo-netから瑠璃子さんに返ってきたようだ。
――読んで、驚いた。質問に答えていない。たしかにSo-netも何百通?という抗議メールをもらい、物理的にひとつひとつのメールに対応できなかったかもしれないが(担当もバイトのようだし) それにしても、まるでコピペしたかのような事務的なメールの文章はあまりに誠意がなさすぎる。他に気の利いた文章もあっただろうに。こういう”ユーザーの心情を軽視した”と誤解されかねない無神経な態度から、企業はそのイメージを一気に崩壊させ始めるという過去の歴史をSo-netは知らないのだろうか? どうしたんだ?Soーnet……いや、ソニーさん。ユーザーというか、庶民の心を何より一番大切にし商品に反映させた創始者、盛田昭夫氏が草葉の陰で泣いていますぞ。
しかし、今回の件で思ったのだが、私が今携わっているTVゲームにおいても似たような現象が起こっているような気がする。TVゲームとはインタラクティブ(双方向)メディア、つまり相手のリアクションを想定しながら作るエンターテイメントだ。ところが昨今のゲーム作品や、私が今スクールで教えている生徒達の企画書を読んでみると”相手の心理や考え方を想定してアイデアを考える力”が弱いことに気付かされる。まぁ、学ぶ身であるスクールの学生達に対してはあまりキツクはいえないが。 しかし、それがプロの連中の中にも多くなっているのには辟易とする。もちろん私も、そのひとりかもしれないので偉そうな事は言えないが、その私をしても『おいおい、そのぐらいのこと気づけよ!』と言いたくなることが多々ある。よっぽど、近所の商店街のオヤジやおばちゃんの方が、”盛田昭夫氏のハート”を受け継いでいるのかもしれない……。
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【捕捉】 ――と、このメッセージをUPしたすぐ後に、今回の件に関して、まるで慌てるかのようにSo-netから正式な回答が発表された。 >ここから
なるほど!善処してくれるようだ。これも参明学士さんや、瑠璃子さんなどのような行動力ある多くのBlog仲間がSo-netを動かしてくれたおかげだろう。今後はこのようなことがないよう盛田イズムを大切にしてくださいね。頼みますよSo-net…いやソニーさん!
――昔ベーター派だった文鳥より