三国志演義の「赤壁の戦い」を映画化した『レッドクリフ』を観ました。

で、感想……
redclif.jpgアクション映画として素直に楽しめました。おもしろかったです。まるでTVゲームの三国無双を実写化したような「ちぎっては投げ!ちぎっては投げ!」という一騎当千的チャンバラのようなアクションは私の中に潜む「男の子の本能」をくすぐり、興奮せずにはおられませんでした。(ただ、アクションシーンがかなり長いので、ゲップが出そうでしたが…)

私が一番懸念していたジョン・ウー監督のお得とする「鼻につくアートっぽい演出」(それが売りでもあるらしいが…)も、かなり抑え気味だったので、私的には良かったかな。(琴を弾くシーンではやっちまってたけど…) あと、この作品、三国志を知らない客のために、作品が始まる前に「設定を簡単に説明したミニムービー」をながしたり、また、やたらと多い登場キャラに客が混乱しないように、キャラ名テロップを頻繁に出したりする等、複雑な設定をいかに客にわかりやすく観てもらうかと気を使っているところに好感を得ました。

ただ、「人間ドラマとしての三国志」を期待すると、ちょっとはずれになるかなぁ…。戦闘シーンやアクションに比重をおいた分、そのあたりはかなりショートカットされています。

この作品、今回はパート1(前編)ということで、後編は来年の春とのこと。赤壁の戦いのオチは知っていますが、それでも「はやく観たいぞ」という衝動に駆らせる作品のまとめ方は監督の力量を感じさせます。

ポップコーンムービーとしては大変楽しめます。特に頭を使わずアクションを楽しみたい男子にはお勧めです。

投稿者 mori-game

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