知らなかった。


京都の㈱男前豆腐店の豆腐が旨いということで、『男前豆腐』や『波乗りジョニー』を良く買って食べていた。たしかに味が濃厚で旨い。私はこの商品、なんの疑いもなく京都の㈱男前豆腐店の商品と思っていた。


ところが、ぜんぜん別会社の商品だった。



㈱男前豆腐の商品は主に『男前豆腐』『ジョニ男』『風に吹かれて豆腐屋ジョニー』


三和豆友㈱の商品は主に『男前豆腐』『波乗りジョニー』


私は三和のものをてっきり男前豆腐店のものと思い込んでいた。たしかにパッケージの製造会社を読んでみると名称が違っていたが、その味、パッケージデザインが激似なので、てっきり男前が三和に製造委託して資本関係もあるものだと思い込んでいた。ところが……


 *㈱男前豆腐店のサイトより http://otokomae.jp/


――ということらしい。


どう考えても後発の商品は三和豆友なので、あれは男前豆腐店のパクリということなんだろうか? それとも最初は関係があったが、諸般の事情で決別したとか?(真相やいかに……)


ただ『男前豆腐』という商品がふたつあるのはまぎらわしいな。男前豆腐店は『商標』とってなかったのかな? 創作者としての自分としてはパクリ商品は嫌いだけど、でも、おいしいのは事実だから、一小市民の消費者としての自分としては安くて旨ければどうでもいい、ってな感じ。


 


【追記1】ちなみに三和豆友のサイトに書いてあった会社理念の一項


私達は常に技術の向上に努め、競争力を維持します。


――だって。よく言うよ……。


【追記2】真相


下記のサイトに真相らしきものが書かれてあった。私の想像は事実と異なっていたようだ。


http://www.planbiz.info/blog/archives/20060705_021939.php


つまり――


1、三和の社長と男前の社長は親子だった。(三和が親、男前が息子)
2、あの商品はもともとは三和にいた頃の息子が開発した。
3、息子が独立。京都で三和と同ブランドの『男前豆腐シリーズ』を製造した。関西圏は男前、関東圏は三和が受け持つ。
4、三和が大手豆腐会社の篠崎屋と業務提携を締結。事実上、篠崎屋の傘下となる。
5、男前が三和と今までの関係を保ったままだと篠崎屋の影響を受ける可能性があるので、それを嫌った男前の社長が三和と袂を分かち独立独歩の道を選んだ。


――てな、感じのようだ。なるほど。いやはや、あの豆腐にはちょっとかわった隠し味があった、ということですかねぇ……。

投稿者 mori-game

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です