何年振りになるだろうか? 山下明彦さんと久しぶりに会っていろいろとお話しさせてもらった。


山下さんは私が昔作ったテレビゲーム『ワンダープロジェクトJ2~コルロの森のジョゼット』のキャラデザを担当してもらったアニメーターで、現在は、その力を宮崎駿氏に認められスタジオ・ジブリのメインスタッフとなって作画監督や作画演出等をされている。


久々に会った山下さんは昔と全く変わらず物静かで、人当たりの優しい人だった。いろいろと話しをしているうちに『ゲド戦記』の話しになった。山下さんはその作品で作画演出という立場で、まだまだ新人の宮崎吾郎監督をフォローアップしてあげるという重要というか大変な仕事をされたそうだ。とうぜんながら詳しい話の内容はここのBLOGで書くことはできないが、聞いていて『いやぁ~、マジでたいへんだったんだなぁ……』という感慨深い気持ちになった。


結局、山下さんとは実写もアニメも含めていろんな作品の話しで盛り上がり、気づくと5時間も喫茶店で話していた。彼の話を聞きながら私が印象深く感じたのは、山下さんは作品における『人の心の描き方』に独特の感性をもっておられるということだった。その感性は限りなく優しいものだった。彼が宮崎駿氏に認められた理由はその卓越した技術もさることながら、その感性の繊細さにもあったのだろうと思った。


>山下さんへ


『山下さん、いろんな意味で本当におつかれさまでした。 表にでなくても誰がどれだけ苦労したか、ちゃんと見てる人は見てるはずです。次回作も期待と応援(あくまで山下さんを)しますからね!』


 


スタジオジブリ絵コンテ全集 (15)

スタジオジブリ絵コンテ全集 (15)



  • 作者: 宮崎 吾朗, 山下 明彦
  • 出版社/メーカー: スタジオジブリ
  • 発売日: 2006/07
  • メディア: 単行本



PS:なんでも宮崎駿氏は普通のアニメーターが1週間かける仕事を2時間でやってしまうそうな。さすが『駿』。もちろん高いクオリィティーで。す、すごすぎる……

投稿者 mori-game

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