ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)、日本の準決勝行きをかけた『日本・韓国戦』を観ました。う~ん、残念! 日本は負けてしまいました。
試合は1回から投手戦となり、お互い1点も譲らずの状態が7回まで続きましたが、8回表にその均衡は破れ韓国が2点先取してしまいました。観ていて、3塁の今江の落球から嫌な雰囲気は感じていましたが、なんか、そういう予感というのは当たるものでこの後、2点を一気に取られてしまいました。(別に今江を責めているわけではありませんが)。 『投手戦なので1点を先取した方が勝利するでしょう』と調子に乗って実況していたTBSのアナウンサー松下(こいつ嫌い)は、この時からいきなり口が重くなってしまいました。(実況のおまえが気を落としてどうする!)
『あ~、やばいなぁ。あと2回で逆転は辛いかなぁ。韓国も結構強いからなぁ』と思って半ば諦めかけていた9回裏。やってくれました。2番西岡のホームラン。日本の意地です。次に4番松中が塁に出て、一気に逆転さよならのチャンスか?と期待したものの、韓国選手をビビらさせた6番多村の3塁側スタンド大ファールも虚しく、最後に空振り3振で試合は終了しました。
いやぁ~、しかし、手に汗握った9回裏でした。試合終了後ほとんどの日本選手は涙ぐんでいましたが、対照的にイチローはその悔しさに耐え切れず大声で何かを怒鳴っていたようです。(何と怒鳴っていたのかは不明。多分、あの口の動きからファ*クではないかと)。さすが、常にトップを目指してきたイチローには負けてメソメソ泣くという心のメカニズムはないのでしょう。あんなに悔しさに満ち溢れたイチローの目を見たのは初めてです。
目といえば、イチローは1回から9回まで、ずっと真剣でキツイ目でしたね。怖いぐらいの緊張に溢れた表情でした。あれが真剣勝負をする男の顔というやつなんでしょうね。(他の選手がガムをくちゃくちゃ噛みながらリラックス?しようとしていた表情とはえらい違いです)。 後、9回最後のバッターの多村の表情もよかった。あれは、まさに真剣勝負に臨むサムライの顔ですね。無心。己を信じるのみ。韓国の投手もそれに答えるかのように?、最後の球はど真ん中のストレート(普通投げるか?)。そしてそれを思いっきり振る多村。空振り。……劇的な最後でした。
最近、野球はつまんなくなったなぁ、と思っていましたが、どうして、どうして。久しぶりにいい試合を見せていただきました。
TBSの松下は盛んにアメリカがメキシコに敗れればまだ可能性があると言ってましたが、そんな気休めより、私は今日の日本チームの善戦を素直に褒め称えたいです。
PS:しかし、韓国は強くなったなぁ……。 ちょい昔、日本球界がゴタゴタ騒ぎをしている間に着実に力をつけていったのでしょうか。