実家から私が青春時代に聞いていたレコードを送ってもらいました。最初は全て実家で処分してもらう予定でしたが、もしかしたらヤフーオークションで売れるかもしれないと思い送ってもらったのです。
何十年かぶりに再会する我が青春時代のレコードたち。宅急便の箱から取り出す一枚一枚を見ながら、思わず失笑。『こりゃ、10円でも売れないや……』
まず、予想以上にジャケットがボロボロになっていたこともありましたが、問題はそのラインナップ。自分で言うのもなんですが『俺って、音楽には無頓着だったんだなぁ……』と思わせるものばかり。ビートルズやピンクフロイド系はいいとして、あとは、なんでこんなレコードを買ったんだろう? と首をかしげたくなるものばかり(恥ずかしくてレコード名は明かせません)。 特に海援隊のレコードや岡林信康の”狂気のライブ”や、寺山修二の天壌桟敷の「身毒丸」の舞台ライブレコードが出てきたときは思わずヒイテしまいました。(苦笑) あと笑ったのはこれ――
何故こんなもんを買ったのか、さっぱり覚えていません。(いったい何があったんだ?)
しかし、ふと思い出すに、これらのレコードを買った頃って私が18~21歳ぐらい。ちょうど自分のやりたいことや、人生の方向が見出せず悩んでいたころでした。その中途半端な心理状態と焦燥感の影響がレコード・ジャンルにも影響していたのかもしれないなぁ……なんて、ちょっと思ってしまいました。
結局、ヤフオクは断念し、すべてゴミ収集行き。まぁ、レコードたちも何の思い入れもない親に処分されるより、私の手によって処分される方が本望でしょうね。ちなみに、レコードは”燃えるゴミ”。 レコードジャケットは”資源物2類”でした(埼玉では)