先日、テレビ東京の”ワールドビジネスサテライト”というニュース番組でニンテンドーDS等の携帯ゲーム機のソフトの変化を報道していました。


その変化というのは、今までのようなゲーム1色のソフトばかりではなく、『脳を鍛える大人のDSトレーニング』を代表とするゲーム性そのものが目的ではない『一般ソフトト』がゲームソフトと同じくらい好調な売れ行きをみせ始めたため、そのラインナップが急速に増え始めたということです。ニュースでは『料理のレシピ』ソフトも紹介され好評とのこと。



ゲーム以外のエンターテインメントソフトといえば、『電子出版物』などの携帯機を使った一般ソフトが既に10年以上前から市場に出回っていましたが、いまいち大きな市場にはなりませんでした。しかし、昨今のケータイ電話やネット環境のドッグデイ並みの急速な進歩によって市場に変化が現れたようです。つまり、受け入れる側(ユーザー)が携帯機やモバイルビジネスに対して『日常のもの』として受け入れる免疫が既にできあがってしまったという現状です。あと、ゲームというメディアの表現方法が理解でき、それに慣れたユーザーも多数をしめるようになってきました。(なにせ上は50代、下は小学生までの世代が理解できますからね) 


私は『脳を鍛える大人のDSトレーニング』は特に斬新なソフトではなく、新手の”電子出版”だと思っています。ただ、今までの電子出版との大きな違いは、それらに『ゲームというメディアが作った方法論』、分かり易く言えば『インタラクティブ性のおもしろさ』を取り入れたことでしょう。ゲームというメディアの表現方法になれた多くのユーザーにとって、それは昔の電子出版物よりとっつき易いものであり、実際の書籍との差別化もしやすいでしょう。


このような動きをみると、昔はボツになったデジタル・エンターテイメントの企画も、これからは受け入れられる可能性が広がってきたようです。私もスクールで企画を教えている以上、ゲームだけにこだわらず、固定概念にとらわれないデジタル・エンターテインメントの企画を生徒達に考えさせる必要性がでてきたようです。


本来、新しいデジタル・エンターテインメントを考えることが大好きな私としては『おもしろい時代になってきたぞ!』と嬉々としております。

投稿者 mori-game

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